ほらね。
2021年 10月 06日
ご存じの方も居られると思いますが、和歌山市で水管橋が崩落。6万世帯が断水という事態に陥っております。
これに関して「ほら、言ったじゃん!!!」と強く強く思うので書かせていただきます。
15年以上前の事になりますが、その時に
「水道管が1箇所なのは防災の面で不安が高いので2箇所以上増やすべき」
と進言しました。しかし「アホ、ボケ、カス!お金無いし、仕事増やすな!!!」と一蹴。
その時は分かりませんでしたが、和歌山市の上下水道の局員は世間一般が想像する公務員とはちょっと違ったのですね。
加えて管轄地域毎に縄張り意識が異様に高い!
例えばAとBと言う管轄地域が合ったとします。AとBはそれぞれ和歌山市の基幹水道管から水が来て、貯水・配水を行っています。
でも、AとBは繋がっていないんです。
だからAの配水管でトラブルが発生してもBから助けてもらえないんです。たった1本、水道管を入れておくだけで何世帯も助かる話なのにしないんです。
普段は閉めておいて、緊急時だけでも開ける仕様にしておけばお互い助かるのに・・・とすごく思います。
ですから、隣の市町村とも当たり前ですが水道管は繋がっていません。
(まぁ、水道は市町村の管轄なので、繋がってる方が希でしょうけど・・・)
ただ、最初に言ったように水管橋1箇所しかないならば、県内の隣の市と緊急時に備えて水道管を繋げておけば良かったんです。(これも提言しましたが、笑われて終りました)
もし1本でも繋がっていたら6万世帯全部は無理でも少しは断水世帯を解消できたはずです。
これから耐用年数を迎える水道管が日本中で沢山出てきます。また予算不足で色々不具合も出てくるでしょう。だからこそ、せめて県内で効率良く運用できるようくだらないナワバリ意識は捨てて欲しいです。
可能ならば、県内の水道事業を全て民間委託してしまえば、解決しそうに感じるのですがね・・・。
そうそう、水管橋が落ちた原因は使いすぎだと思いますよ。
20年前と現在では北部の人口が全然違うんです。北部には大型ショッピングセンターができ、大型住宅地が完成。北部だけで見れば人口増えてますからね。おそらく使用量的には20年前の1.4倍以上にはなってるはず。だから、想定配水量を超えて運用していたので、負荷が蓄積して落ちたと思います。
水道局員が真面目な連中だったら分かっていた(いや、分かっている人も居ただろうなぁ~)事故だと思います。
by wataru-wata
| 2021-10-06 09:26